もはや説明不要のモビルスーツ 「ガンダム」
「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイが駆るモビルスーツであり、地球連邦軍が開発した超高性能モビルスーツです。
今回はそんなガンダムの、性能や名場面などを紹介していきます。
ガンダムとは
◼︎型式番号
RX-78-2
◼︎所属
地球連邦軍
◼︎全高
18.0m
◼︎全備重量
60.0t
◼︎ジェネレーター出力
1,380kw
◼︎スラスター推力
55,500kg
◼︎装甲
ルナ・チタニウム合金
地球連邦軍がジオン軍に対抗するため開発した超高性能試作モビルスーツ。
「V作戦」の一環でガンキャノン・ガンタンクと共に設計され、モビルスーツとして初めてビームライフルやビームサーベルなどのビーム兵器を装備し、ザクを一撃で破壊する攻撃力とザク・マシンガンの直撃にも微動打にしない強固な装甲を併せ持っていた。
ガンダムの性能
一年戦争において圧倒的な戦果を挙げる事となったガンダム。
戦局すら左右したその驚異的な活躍で伝説となり、後に最新鋭のシンボリックな機体にはしばしば「ガンダム」の名がつくほど。
何故これほどまでガンダムは強かったのか?
ルナ・チタニウム合金
ガンダムの装甲はルナ・チタニウム合金という素材で出来ている。
名前の通りルナ(月)で精製された特殊なチタン系合金であるためこの名が付けられ、軽量ながら強固な装甲を実現している。
このルナ・チタニウム合金はガンダム以外にもガンキャノンやガンタンクにも採用され、ザク・マシンガンの直撃にもビクともしない防御力を誇る。
一年戦争以降は、ガンダムの伝説的活躍とそのネームバリューからガンダリウム合金と呼ばれている。
ビーム兵器
ガンダムの強さはモビルスーツ初のビーム兵器を有している事も大きな要因となっている。
メガ粒子砲を小型化する技術である「エネルギーCAP」の完成により、それまで戦艦などに搭載されていたメガ粒子砲を小型化+携行する事に成功したガンダムのビームライフルは、直撃すれば大概のモビルスーツを一撃で破壊する事を可能にしている。
教育型コンピューター
ガンダムがこれ程まで高性能なモビルスーツとなったのはこの教育型コンピューターによるところが大きい。教育型コンピューターは戦闘によるデータを収集・解析し、そのデータから最も適切な動作を行う事が出来る。
つまりガンダムは戦えば戦う程にデータを蓄積し強くなるというジオン軍からして見れば恐ろしくて仕方のないモビルスーツになっている。
この教育型コンピュータがある事により、パイロットは短期間で機体の実力を発揮する事ができ、ガンダムの戦闘データは後にジムなどに搭載され、連邦の勝利に大きく貢献した。
ガンダムの武器・武装
ビーム・ライフル
「エネルギーCAP」により実現した戦艦主砲クラスと並ぶ威力を持つビーム兵器。しかし弾倉の様にその場でリロードする機構はなく、弾切れ時には母艦まで戻りライフル本体をエネルギーチャージ、またはチャージ済みのライフルを受け取る必要があった。
ビーム・サーベル
高エネルギーのミノフスキー粒子を剣の形に固定化したガンダムの接近戦武器。その威力はモビルスーツを一刀両断する活躍も度々見られた。
ビーム・ジャベリン
上記のビームサーベルの柄の長さを変える事でリーチの長い槍型となった接近武装。ガウに取り付いてスラスラ〜と装甲を切り裂くシーンが印象的。
後の「ガンダムUC」ではビームジャベリンを使うジムIIIが登場した。
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スーパー・ナパーム
「機動戦士ガンダム」第2話に登場したガンダムの武装の中でもミステリアスな存在感を放つ武器。ザクⅡ襲撃後に回収できなかったモビルスーツの部品や残骸を機密保持の為、焼却するのに使用された。因みにこの際ガンキャノンのスプレーミサイルランチャーがチラリと映り込んでおり、残骸と共に消し炭になっている。
ハイパー・バズーカ
モビルスーツが持つ実弾武器では最大クラスを誇る無反動砲。その口径は諸説あり270ミリ〜700ミリと様々だが、どれであれ口径240ミリのザク・バズーカに比べると強力になっている。
ガンダム・ハンマー
鎖で繋がったトゲ付きの鉄球を敵に投げつける宇宙世紀とは思えない武器だが、ビーム兵器などが使えない限定的な状況下で有効。
ハイパー・ハンマー
上記のガンダムハンマーからトゲが鋭利になり、更にバーニアを追加している。これにより攻撃力はガンダムハンマーに比べ増している筈だがゴッグに見事キャッチされている。
シールド
ガンダムの装甲と同じ、ルナ・チタニウム合金を使用した三重ハニカム構造の盾。衝撃吸収と拡散に優れており、耐弾性も非常に高い。しかし自身のビームライフルに耐える程の防御力はなく、シャア専用ズゴック戦ではビームライフルが一撃で貫通している。
ガンダムの種類・派生系
プロトタイプガンダム
「型式番号RX78-1」
RX78シリーズの1番機。機体スペックは基本的にシリーズ共通だが、各部が軽量化されているなど細かな違いがある。
G-3ガンダム
「型式番号 RX-78-3」
小説版「機動戦士ガンダム」に登場したガンダム3号機。マグネットコーティングのテスト用として使われた後、アレックスにそのデータが提供されている。小説版では大破したガンダムに替わり、ジムとガンダムの予備パーツで作られた急ごしらえ的な機体。
ガンダム4号機
「型式番号 RX-78-4」
RX-78-2をベースに宇宙戦仕様に特化した機体。大型ランドセルと各部推進剤搭載量の増加により、機動性と行動可能時間が向上している。計画段階では長さ15mにも及ぶメガ・ビーム・ランチャーを装備する予定だった。
ガンダム5号機
「型式番号 RX-78-5」
ガンダム4号機と全体的なシルエットは非常に似ているが、背中のスラスターなどが微妙に異なる他、4号機のメガ・ビーム・ランチャーに対しジャイアントガトリングを装備している。
ガンダム6号機
「型式番号 RX-78-6」
アムロによるガンダムの運用データをもとに、ビーム・ライフルが弾切れとなった際も火力を確保する為、肩に低反動キャノン砲を固定装備している。通称「マドロック」とも呼ばれているが、6号機とマドロックでは若干の違いがある(画像はマドロック)PS2ソフト「ジオニックフロント」やゲームキューブソフト「戦士たちの軌跡」に登場。
ガンダム7号機
「型式番号RX-78-7」
設計当初から増加装甲の装着を念頭に開発されたガンダム。機体各部に追加装甲を装着するためのマウントと機動性確保のためスラスターが設置され、ジェネレーター出力は他のガンダムに比べ高くなっている。設計段階で終戦となったため、メインフレーム以外は実際に造られていない未完成のモビルスーツ。
ペーパープランではあるが、7号機に増加装甲を装着した「フルアーマー3号機」や
さらにセカンドアーマーと呼ばれる、重装化ユニットを装着した「重装フルアーマーガンダム」なる派生計画もあった。
ガンボイ
ガンダムの初期デザインをオマケで紹介。ガンダムのタイトルはロボットの登場予定がなかった最初期の「フリーダム・ファイター」から、スポンサーの要請でロボットを出す事になった「ガンボーイ」というタイトルに。
その後「ガンボイ」に改名され、そこに「フリーダム・ファイター」の「ダム」を組み合わせて「ガンダム」となった。
ガンダム パイロット
アムロ・レイ
サイド7に住む機械いじりの好きな少年だったが、ザクに襲撃された際に父であるテム・レイが開発したガンダムに搭乗しこれを撃破。以降ガンダム駆り一年戦争を戦い抜き、モビルスーツ142機、艦船9隻を撃墜した伝説的なエースパイロットとなる。アニメ版での最終階級は曹長。劇場版では少尉となっている。
ガンダムの名場面・名シーン
ガンダム大地に立つ
サイド7を襲撃してきたザクⅡに対抗するため、父の設計したガンダムに乗り込むアムロ。迫り来るザクを目の前にマニュアルを見ながら起動に成功。そしたガンダムが立ち上がった緊張感溢れる名シーン。
なにダム?
劇中には痺れる程にカッコいいガンダムとそうでないガンダムの2種類が存在する。画像は後者の代表たるガンダムで、お湯に浸かってるかのようなリラックスした表情。教育型コンピュータが最適解を叩き出した名シーン。
ラストシューティング
アムロがガンダムに乗ったその日から、戦いを記録しアムロをサポートし続けてきた教育型コンピューターがア・バオア・クーで真価を発揮する。
シャアの駆るジオングとの最終決戦で、自動操縦のガンダムがジオングと相打ちになり大破。目立つ事は少なかった教育型コンピュータだが最期までアムロを支え続けた。